11月25日に開催された2012 TOYOTA GAZOO Racing Festival
「そもそもGazoo Racingってナニ?」
という疑問に車好きの視点で強引に解説すると…
「所詮トヨタが作った車好き?の為のコミュニティ」
ガズーの創世記に「ケツメイシ」が「こっちおいでGazoo」という意味不明なCMをやっていたのを覚えているだろうか…(今でも全く持って意味不明だが…)
しかし、ここ数年は「単にトヨタ」を枠を超えた活動を活性化させ、メーカーの垣根の超えたモータースポーツ界全体の認知度アップを狙った多角的なPR活動組織に。
そして今回はニュルブルクリンクの兵達のクルマが集結!
わざわざ日本に持ってきてるという、日本車なのに日本でお目にかかる事が難しい車達です。
GTアカデミーGT-Rに至っては今回のイベントの為だけに欧州各地の展示を終えて、ロッテルダムから船便で日本に来日したというグローバルな旅をしてきたマシン。
というわけで、今回はそのガズーフェスをグランツーリスモ的な視点で見ていきたいと思いますのでSGTやFポンの車両は撮影していません…
の前に…
DCSHOEのPro Spec2.0にまさか本領発揮出来る機会が来るとは…
車種はセダンでもミニバンでもSUVでも何でもOKという「ワクドキ Free Style Attack」の会場に「え!おれだけ!」的なドッキリのような珍車が1台…
GT-Rに標準装備されているポリフォニー製マルチファンクションディスプレイよりも先にこの世に誕生していた「マルチw」ディスプレイをオン!
wってなんだよ!(笑)
※以下、GT5のCM撮影にも同行させたカメラクルーによる撮影
エントリーリストの1番上名前があったが申込み1番乗りだったのか…
※HPDの手によってV10 8000ccにソースアップされ駆動方式もMRに…(という妄想)
※パイロンスレスレ具合も素敵でしょ?え?エルクテストだって?
※裏ストレートではミスコースを連発するジェームズメイのようなエントラントが続発
※最後の360の場所が分かり辛いけど、3本ともミスコースしなかった俺はましなのか?
以上カメラクルーによる撮影でした(600万画素のニコンから卒業して下さい…)
【SAVE THE RING】 オンボードカメラ
本来はこういった車両達が走ります
ダイゴサイトーは北米のFormula D初参戦でシリーズタイトルを獲得した
2012 SP8Tクラス優勝トロフィーと山内氏の誕生日プレゼントである特注オートアート
欧州GT5のアカデミーエディションの展示と先日のGTTVのニュル挑戦映像を上映
このパケ写欲しさに英国アマゾンから輸入しようと思ったくらいなんだけど、一体自分はGT5だけで何本購入すれば気が済むのか分からなくなってきた…
(初回盤、通常版、Spec2と現在3本…)
トヨタ以外ばっかじゃねーか!っと思うなかれ、モリゾーの愛称でお馴染みのトヨタ社長の「MORIZO PIT」も楽しみにしていたスペース
2005年にニュル24時間挑戦したレクサスRX(ハリアー)の展示は無かったが、果たしてあのハリアーは今現在何処にあるのだろうか…
発表から発売までの期間はベイロン級だっただけに発売も危ぶまれたが、そんな発売前のテスト状態の開発車両で参戦した時のLFA
P4-5然り「ブラックマット」って他のドライバーから見辛いから耐久ではやめた方が良いような…
ハイエースだってこのカラーリングになればカッコ良くな…るのかな…
イベント前日に脇阪選手、石浦選手、大嶋選手が出したタイムに挑戦!
とは言っても忘れてはいけないココはトヨタのイベントでありFSWであるわけです…
そう、久々登場のCANシステムを使用した、プロドライバーが前日実車で出したタイムに、翌日のイベントで参加者がバーチャルの世界でタイムアップを目指すという試み!
この無料イベントに他にも、ダカール同乗、ドリフト同乗、サーキットタクシー、サーキットサファリ、この全ての体験プログラムが開場直後に売り切れるという、大盛況っぷりに驚かされた!
しかもこれらのイベントは全て有料なのだ。
インプレッサと呼べなくなったのをどうにかして欲しい日本人ゴコロ
屋外ショップブースの段ボールの傍らに展示されたR8LMS UltraにVLNを妄想させる…
日本のメーカーが世界のシートメーカーに対抗すべく作成した渾身の力作
完全マットではなく、維持管理がラクな半艶マットとはチキンなオーナーだな…
WECの名残を感じる…その前にオマエはWEC GT5のレポートをハジメロというお叱りも
マカオGP出場車両との事でダメージ表現もナカナカ宜しいようで(笑)
オープニングセレモニーの全ドライバー紹介では満面の笑顔で登場
ニュルブルクの兵達のトークショーは15分という超短時間設定かつ終了後に即ニュルブルグ組のデモラン開始という超タイトスケジュール!
「兄貴と寿一とアキラ」のお馴染みの爆笑トリオが短時間のショートプログラムながら場を沸かせ、VLNでは86を駆りニュルで熟成させる景山兄ぃ、本戦では監督の辰巳監督もVLNでは実際にドライバーとして参戦、86は燃費も良くてロングスティントだから眠る時間も沢山あるんだとの話を聞き、それに驚く山内さんと言った流れ。
確かに今年のGT-Rは1スティントが短すぎた…
改造範囲は違うが、ラップタイムでは勝っても順位ではWRXに負けた原因がまさに燃費
これだけ大勢のレーシングドライバーの中に居ると、「あぁレーシングドライバーなんだな」と再認識させられる…
ニュルのムッチリファルケンとは対照的に寒さにやられて着込むMC
富士スピードウェイのモダーンなガレージにピロロロ音が聞こえてきそうな気がする
いざ凱旋走行!
今年のニュルでクラス優勝を勝ち取った4台のマシン達がスタンディングスタート!
帝京大学もニュル2連覇で完全に広告費を原価償却する事が出来たのではないだろうか
欧州SCEみたいにGTブティックを販売してみたらどうだろうか(レースで本気用の)
その前に86とBRZのワンメイクバトルが始まったのだが、空気を読まないスバルのドライバー2名がまさかのワンツーフィニッシュで会場MC含めて大爆笑!
モリゾー社長の目の前での結果だけに、来年スバルは出禁になったりしてなんて冗談も飛び出す(笑)
その光景はまさに圧巻なサーキットサファリ午後の部は、Fポン、SGT500.300、ニュル組が同時走行というこれまたレアな走行
「こんな走行した事ない!」と言ったか言わぬか知らないが、アドバンカーブで縁石ギリギリまで避ける山内さん(笑)
カッコイイ35GT-Rだが、そろそろフェイスリフトかFCが欲しくなってきたな…
ちゃんとバス側の観覧者の間合いを調整してあげる優しさ心溢れるデモ走行
最初はレースカーに見えない…と思ってたが、今となってはレースカーにしか見えない
ニュルだけじゃないんです!っと会場の一番隅っこのダカールゾーンへ向かう
ニュルには狸の尻尾を付けたオペルマンタが居るように、ダカールには鯉のぼりを付けた日野レンジャーが居るんです!(笑)
ニュル好きでありながら、基本的にオフ車好きと言う破綻した趣味の私は、こういった車の方がマイカーへのカスタマイズの参考案になるので見ていて面白い
以前、エレメントにホンダの何かのV6に換装したいなぁ~なんて思ってたらHPDがV6に載せ替えたエレメントでフォーミュラDに出場してたし、エレメントのエンジンルームのスペース的にはエンジン換装って意外といけるのかもななんて…
エレメントと同じ銘柄です。エレメントと同じ銘柄です。2度言いました(笑)
オフ車にはスコップが標準装備なアイテムであり、エレメントにはブラックダイヤモンドの伸縮式のスコップを積んでいるが、これは金象印か?
そして最初のドリフトエリアに戻ってみるとD1選手のタイムアタック結果が掲示
エレメント(ラゲッジに200kgのウェイトハンデ)のタイムはD1マシンから20秒遅れと言うタイムであった…
この企画、相当面白かったので来年も絶対に続くと思われる。
みんな2回以上はリトライするんだけど、1回500円だから時間があればもっとリトライしたくなる。
普段全開にする事が無いであろう普通のオーナーが合法的に全開に、あばよくばテールスライドを楽しみ、ハードルの高いスポーツ走行会にエントリーする事無く、お遊びでジムカーナを楽しめると言う良企画!
最後の表彰式に出向いたが「みなさん味をしめて何度もリトライするもんだから、来年は1000円に値上げしちゃおうかな(笑)」なんて冗談も飛び出していた。
あれですか、スバルはイベント荒らし的な空気読めないキャラなんですか(笑)
そしてフロントローにはコチラも非トヨタ車である日産車が(笑)
クラブトラックエディション2011年モデルではエアロキャッチだったボンピンやらトランクキャッチが、実戦では旧来のタイプに変更されたのがチョット見た目的に惜しい
「殆ど市販車」と言いつつも内装やシート等を色々取っ払ったりドアの内張りをカーボンにしたりしても、ロールケージやら安全装備を追加すると車重は1.7tなんだから、もうちょっと基本体重を減らさないとタイヤへの依存度を減らすことが出来ない…
右回りのニュルでしか走らないのだから、重量配分的には右ハンドルで作った方が良いのだろうけど、周回遅れをパッシングする時や、抜かれる側になってみると、左ハンドルの車両が多いニュルでは左ハンドルの方が良いのかもしれない
【マトメ】
ハッキリ言って、メーカー系のファン感謝Day的なイベントって全く興味が無かった。
未だにニスモフェスやホンダのファン感謝Dayが開催されても行こうとは思わないけど、このガズーフェスに関して言えば、また行きたいという気持ちが強い。
寧ろ1日では周りきれなかったので、2日開催にして欲しいと思えるくらい充実したイベントだった。
メーカーの垣根を越えているという事が大きいが、あっという間に売り切れる有料アトラクションだったり、Fポン、SGT、全日本ラリー、D1、ダカール、ニュル、と言った様々ジャンルのマシン達が集結して実際に走行する事の魅力。
山内さんがイベント後に仰っていた「まるでグッドウッドみたいなイベントでした」というのは「まさに言われて納得」なとても楽しいイベントでした。
因みに、このイベントはBSフジでの放送が決まっているので、是非チェックしてみて下さい。
TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2012 特別番組
BSフジ
12/15(土)18:00-18:55